2025.02.20

高野町の冬を体験

こんにちは。地域おこし協力隊の佐々木です。広島県の最北端に位置する高野町は県内有数の豪雪地帯として有名です。高野町に移住して2度目の冬ですが、去年は雪の量が少なく、大雪を経験するのは初めてでした。ここでの生活は雪かきや雪下ろし、雪道や吹雪の中での移動など苦労も多くあります。その一方で、美しい雪景色など雪国ならではの良さを感じることが出来ます。そんな高野町での冬の生活の様子をお伝えします。

2月上旬の最強寒波の際には一晩で50cm以上、積雪は130cm以上になりました。屋根の上には1メートル以上の雪が積もり家の周りも雪に囲まれてしまいました。

高野町では雪が積もると朝5時くらいには除雪車が動き始めて通勤時間帯には主要な道は除雪されていますし、雪が降り続く日などは一日中除雪車がいろいろなところで除雪を行っているので思ったより運転はしやすいです。

除雪後に雪が積もった道の走行やホワイトアウト状態になると路肩が分からなくなってしまたりするので雪道初心者の僕は、いつも緊張しながら運転します。

初めて屋根の雪下ろしをしました。屋根の上に上がるのも初めてで、怖いかなと思っていましたが意外にそんなことはなく、景色が良くて気持ちが良かったです。ですが、雪の量も半端なく足場も悪いので、へとへとになりながら一日かけて雪を下しました。

毎日朝と夕方の雪かきが生活のルーティーンになりました。寒波の間は雪かきをしても次の日にはそれ以上に積もっていて絶望する日もありました。

町が雪に覆われると、普段見ている景色も絶景に変わります。特に晴れ間の時には雪が光り輝いて景色が一段と良く見えます。生活の中でこういった景色を見ることができると移住して来て良かったなあと思います。

最低気温がマイナス10度を超える日もあり、つららの長さもメートル越えです!自治振興センターの駐車場では、除雪で寄せた雪が山になり、3mを超えていました。

雪が降らない地域で暮らしてきた僕にとっては、降り積もった雪をみると思わずダイブしてみたり遊びたくなります。

雪の中での生活は厳しいところはありますが、冬が寒い分夏は涼しく過ごせますし、降り積もった雪の雪解け水のおかげで美味しいお米や野菜を作ることが出来ます。このように四季がはっきりと感じることができるところは高野町の魅力ですし、この雪の中の生活を楽しんで過ごしています。